はじめに 3
筋力の低下が老化を加速 3
筋肉量が減少すると生命維持能力が低下 5
百歳までも歩ける筋肉をつくる運動法 7

Ⅰ 「筋力の低下」が老化を加速

筋力低下と脂肪増加、栄養漏出の三つが老化の指標 18
「寄る年波に勝てない」は筋肉には当てはまらない 22
体に合った運動をすれば筋肉量は何歳になっても増やせる 23
中高年になるほど運動が大事 25
六〇歳からの筋肉には軽い運動が最適 26
医療現場で生まれた筋肉にいい運動法 28

Ⅱ 意外に知らない六〇歳からの筋肉

筋肉には三つのタイプがある 34
筋線維を太くすると筋肉量は増える 38
白筋(速筋)と赤筋(遅筋)の違い 40
☆コラム 白筋と赤筋ではエネルギーを得る方法が異なる 42
筋肉を太くするには適度な負荷が必要 44
白筋と赤筋をバランスよく鍛える 46
▼ブルース・リー運動 47

Ⅲ これからでも筋力がつく超簡単運動法

足腰の筋肉全体を鍛える 52
▼中腰スクワット 53
▼骨盤スクワット 55
太腿の筋肉を鍛える 56
▼仮想ボール蹴り運動 57
足腰の筋肉を鍛えれば関節疾患も減少 58
運動には関節軟骨の劣化を防ぐ働きもある 60
下半身の関節筋肉を鍛える 62
▼中腰歩き運動 63
膝の筋肉を鍛える 64
▼中高年向き膝の屈伸運動 65
▼踵持ち上げ運動 67
骨盤周辺の筋肉を鍛えて腰痛を防ぐ 68
▼「ゴキブリ体操」「ゴキブリディスコ・ゴキブリサンバ」 70
▼グランドスイミング 72
ふくらはぎの筋肉をつける 74
▼つま先立ち運動 75
体の軸を安定させ、歩く力を強化する 76
▼片足立ち運動 78
▼両膝引き上げ運動 79
▼両膝横倒し運動 80
腰に負担をかけず腹筋を鍛える 82
▼中高年向き腹筋運動 84
肩の筋肉を鍛える 86
▼YMA体操 87
腕の筋肉を鍛える 88
▼中高年向き腕立て伏せ運動 89
背中の筋肉を鍛える 90
▼バッククロスアーチ 91
▼仮想ボール抱え込み運動 93
ふだん使わない筋肉を同時に鍛える 94
▼体反転運動 95
▼体持ち上げ運動 96

Ⅳ 六〇歳から身につけたい体にいい運動習慣

運動習慣のある人ほど健康で長生きする 100
宇宙飛行士の体に起こった「廃用障害」 101
便利な生活が「廃用障害」を招き寄せる 102
運動にはこんなにたくさんの健康効果がある 105
☆コラム サイクリックAMPが増加すると細胞が活性化 109
運動は本人の努力でできる自立した健康法 110
運動は健康にいい生活習慣をつくる 111
運動は自律神経を安定させる 112
運動は骨の劣化も防ぐ 113
▼コツコツ骨叩き 115
運動すると呼吸が深くなる 116
▼胸郭緩和運動 118
体に合った運動はいい睡眠につながる 120
☆コラム 眠りを妨げるイビキ、無呼吸症候群の原因 122
有酸素運動が中高年期の運動の基本 125
酸素の消費量が急激に高まる運動は避ける 128
健康な自分をイメージしながら運動する 129
体の動きをよくする一五の習慣 132

Ⅴ 中高年の体の中でほんとうに起こっていること

高度の画像診断で判明した「漏れる」現象 144
①筋肉からタンパク質(アミノ酸)が漏れる 145
②皮膚とその皮下組織からコラーゲンが漏れる 147
③骨からカルシウムが漏れる 148
☆コラム 骨から漏れたカルシウムは血流障害や結石の原因にも 150
臓器の間に脂肪がたまると臓器が萎縮する 151
熱が出ないから肺炎ではない、とはいえない 154
筋肉、骨にも脂肪はたまる 156