はじめに 3

パート1 なぜ美しい日本語の書き写しには効果があるのか?

1 書き写しで書き言葉に慣れ、 文章を書くベースができる 14
——書き言葉と話し言葉は違う! 15
2 書き写しで書く体力がつき、 文章を書くことが楽しくなる 16
——苦手意識が消える 17
3 美しい日本語のリズム感が身につき、 読みやすい文章が書けるようになる 18
——文章を書く土台ができる 19
4 表現力が豊かになり、 魅力的な文章が書けるようになる 20
——表現力は真似ることからはじまる 21
5 理解力が身につき、深く洞察する力が育つ 22
——ゆっくり、じっくり読むから理解できる 23
6 論理的な思考力が身につき、説得力が向上する 24
——ものごとを客観的に伝えられる 25
7 書きたいことが次々とひらめくようになる 26
——書き写しでひらめきやすい脳になる 27
8 脳が活性化して記憶力、思考力が向上し、 集中力、忍耐力も身につく 28
——地味だが、もっとも着実な文章トレーニング 29
9 書き写しはボケ防止にもなる 30
——高齢者の間で静かなブームに! 31

 

パート2 文章力がみるみる伸びる書き写しテクニック

1 書き写しは手書きとキーボード入力どちらでもいいか? 34
——手書きが基本だが、入力でも十分 35
2 一回の書き写しにどれくらい時間をかけたらいいか? 36
——楽しめる範囲が目安 37
3 一回に覚えて書き写す文字数や書き写しのスピードは? 38
——10文字から20文字が目安で、 スピードもはじめはゆっくり 39
4 意味のわからない言葉、読めない漢字があったら? 40
——気にせずそのまま書き写す 41
5 どこまで文意を考えながら書き写しをしたらいいか? 42
——図解を活用してイメージする 43
6 いったん書き写した文章は読み返す必要があるか? 44
——自分の文章を冷静に読み返す習慣を身につける 45
7 たとえ10分とはいえ、毎日継続できるか不安 46
——モチベーションが下がらないよう工夫 47
8 小学生くらいまでの子供に適した書き写し法はあるか? 48
——親や先生がいっしょに 49
9 受験期に適した書き写し法はあるか? 50
——机に向かう習慣を身につける 51
10 書き写しの時間はどこまで増やせばいいか? 52
——量にこだわってみることも必要! 53
11 脳の活性化にいい書き写し法は? 54
——目で追い、手を動かし、声を出す 55
12 手本が閉じないよう開いたままにしておく方法はないか? 56
——最新の文具を使えば解決 57

パート3 夏目漱石をまねて書き写す

夏目漱石プロフィール 60
漱石作品の書き写し心得 61
『吾輩は猫である』 62
『坊っちゃん』 70
『草枕』 78
『三四郎』 86
『それから』 94
『門』 102
『こころ』 110
『虞美人草』 118
『道草』 126
『行人』 134
『彼岸過迄』 142
『明暗』 150
『夢十夜』 158
『永日小品』 166
『坑夫』 174
『子規の画』 182
『倫敦塔』 190

パート4 書き写し体験者の声

◇言葉が心にとび込んでくる 200
◇文章が自分のなかに残っている! 200
◇手書きで書くのは久しぶり 200
◇自分の文章のように思えた 201
◇妹が新聞を書き写していたのを思い出した 201
◇書き写すと作品に集中できる 201
◇自分の手で書いた文字になつかしさが 202
◇記録写真を撮っているよう 202
◇文章の特長やくせが発見できる 202
◇伝える力が上がる気がする 202
◇自分だけの世界にひたれた 203
◇言葉の美しさや文章のあたたかみが実感できた 203
◇作者の気持ちがよくわかる 203
◇スローリーディングになる 203
◇体で文章をとらえる感覚 204
◇脳にいいのでは 204

 

あとがき 205