はじめに 3

Ⅰ 60歳でボケる人 80歳でもボケない人

1 ボケると「物忘れ」を忘れる 14
2 「家族の記憶」がなくなってしまうことも 17
3 認知症で失われるのは記憶だけではない 20
4 何をしようとしていたのか、わからなくなる 23
5 認知症は介護が必要な病気 27
6 日本社会全体で10人に1人が認知症に 30
7 アルツハイマー型認知症に共通しているのは脳の萎縮 33
8 自分の状況を正しく認識できない 37
9 脳血管性認知症の予防は生活習慣病の危険因子除去から 40
10 脳は「怠け者」 43
11 脳に働く喜びを味わわせる 46
12 80歳になっても認知症にならない人に共通していること 48

Ⅱ 脳にいい生活習慣

13 飲酒と脳容積の減少には密接な関係がある 52
14 認知症予防には一切飲まないにかぎる 55
15 タバコにより認知症の発症率は2倍以上に 58
16 受動喫煙も認知症の高リスク 61
17 しっかり熟睡できる習慣づくりが大事 64
18 昼間よく体を動かすと熟睡できる 67
19 寝入りばなの深い睡眠が大事 70
20 よく眠るためのヒント 72
上手に昼寝をする 72/太陽に逆らわない生活をする 73/夕方以降は水分を摂りすぎない 74

Ⅲ 簡単な有酸素運動でも認知症予防はできる

21 認知症予防には有酸素運動が有効 78
22 いちばんの基本は歩くこと 82
23 厚生労働省もウォーキングを提唱 84
24 ちょっと自転車に乗るだけでも脳は活性化 86

Ⅳ 手の運動で脳は活性化する

25 「手は外部に飛び出した脳」 90
26 これが脳を強く刺激する手の運動 93
○何も考えずにただ指を動かしても脳は喜ばない 93
○栗田昌裕医学博士による「指回し体操」 96
○指で小銭をつまんで移す、お箸で豆をつまんで移す 97
○たかがじゃんけん、されどじゃんけん 99
ひとりじゃんけん 99/グーパー運動 100/グーチョキパー運動 101
○文字を手書きする 103
○絵を描く・ぬり絵をする 104
○意外に楽しい陶芸・粘土細工 105
○切り絵、折り紙をする 106
○年齢を気にせず楽器の演奏を楽しむ 107

Ⅴ 楽しく続けられる脳トレーニングを取り入れる

27 脳トレーニングは認知症予防にもなる 110
28 脳トレーニングは簡単にできて続けやすいものを 113
○声を出して文字を読む 116
○簡単な計算問題を素早く解く 116
○五感を刺激する 117
○テレビドラマは展開を予測しながら観る 119
○季節の変化を意識する 120
○いいなと思えることにはこだわる 121
○カラオケで認知症を防ぐ 122
○回想体験をする 124

Ⅵ これが脳を元気にする食生活の基本

29 糖・塩・油・酒の摂りすぎは認知症リスクを高める 126
30 認知症予防には青魚がいい 129
31 血液サラサラ食品を摂る 132
32 緑黄野菜は認知症予防になる 134
33 とくにビタミンB、C、E群が認知症予防に有効 136
34 カルシウムをしっかり摂る 138
35 マグネシウムもしっかり摂ろう 141
36 摂りすぎ塩分の排出にはカリウムも必要 143
37 認知症予防には肥満も気をつけよう 145

Ⅶ 認知症予防には転倒を防ぐことも大切

38 転倒が認知症のリスクを高める 148
39 転倒を防ぐには筋力づくりがいちばん 149
40 転倒を防ぐには生活習慣の見直しも必要 150
41 膝、腰を曲げて歩く姿勢を直す 151
42 生活の中で自然に体を動かす機会を増やす 152
43 腰痛の予防も転倒防止には大切 153
44 転倒を防ぐ環境づくりも必要 154

あとがき 156