プロローグ 晴ればれとした人生を手に入れるために 9

誰もが心に傷を負っている現代社会 9/あの朝青龍もうつ病に 11/薬でも心の不安はなくせない 12/脳科学で負の感情をみてみると 13/楽しく幸せに生きる究極の方法 14/生まれたままの自分に戻る方法 16

一 章 前向きな「心」で明るく生きる

「心のあり方」を理解することでうつ病を克服 20
心の本質を伝える逸話――心を失うと本当の自分ではなくなる 22
西洋にも「心を信ずればすべてを変えることができる」という教訓が 24
釈尊の教え「妄想、執着の心が清らかな心の邪魔をしている」 27
禅問答で心の本質を理解する 28
考えない、思い出さないことが大切 31
多くの人が心の問題で悩んでいる 32
宇宙の三大原理①諸行無常――「今」しかない、あるのは「今」ばかり 33
苦しみのもとは「過去の反省」と「未来の心配」 35
原理②諸法無我――人生は因縁によって左右される 36
心が楽になることが幸運 37
原理③涅槃寂静――私たちの心は罪もなく清らかなもの 40
釈尊の貴重な教え「四聖諦」 41
苦諦 人は「生老病死」の苦しみから逃れられない 43
集諦とは苦しみの原因のこと 46
滅諦とは「考えない、思い出さない」こと 48
日常生活での努力目標である道諦には、八つの方法が 49

二 章 幸せになれる「プラスの言葉遣い」

いろいろな脳の働き 52
ミラー細胞の不思議 53
ミラー細胞の活動で意識が変わる 54
脳科学で解明された言葉と脳の関係 56
なぜ、よい言葉が必要なのか 60
責めず、比べず、思い出さず 62/困ったことは起こらない 63/すべてはよくなる 64/嫌な過去は思い出さない、考えない 66/困難は悪魔の嫉妬 68/念を継がない 69/陰徳は耳鳴りのごとし 71/一寸の線香 一寸の仏 74

三 章 呼吸を変えるだけで心の平安と健康が得られる

呼吸を変えると癒され苦しまないで生きられる 78
自分の意志ではどうにもならない自律神経 79
呼吸だけが自分の意志で変えられる 81
呼吸はあなたの「気」を鍛える 82
気を極めた山岡鉄舟の話 84
呼吸はできるだけ長くすることが大切 86
呼吸法の実践、まずは瞑想から 88
悩みや苦しみを減らすヴィパッサナーの瞑想法 90
考えることが煩悩になる 94
禅の呼吸法も「考えない」工夫 96
この呼吸法で「無」の境地に 98

四 章 坐禅で「無の境地」になり本来の能力に目覚める

坐禅の目的は「考えない」こと 102
ものすごい坐禅の威力 103
坐禅で本来の能力が全開する 105
実践!! 坐禅 107
座布団を活用した結跏趺坐を 107
調息 呼吸はできるだけゆっくりと 112
調心 「思い出さない」が坐禅の心のあり方 115
日常でも坐禅の心構えで生きれば幸せに 116

五 章 写経、読経で人生を生きいきと

お経は「心の雲」を取り去るもの 120
もっとも短いお経、般若心経とは 121
般若心経が本物の幸福感を教えてくれる 123
仏教、釈尊が教える死生観 124
写経・読経のポイント 128
般若心経の全文とその意味するところとは 129
非常に情緒的な観音経の教え 137
観音経で「七つの難」から逃れる 140
観音経、これだけ写し唱えれば安泰 149

 

エピローグに代えて――「苦しまないため」の功徳のすすめ 154