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夫婦は話し方しだいで9割うまくいく

フウフハハナシカタシダイデ9ワリウマクイク

高橋愛子著

2人の気持ちがつながる話し方の法則とは

生い立ちも違い、考え方も違う、そんな2人が夫婦を続ける、その根っこを守るには、家庭をとことん甘えられる場所にすることだという。まず相手の気持ちを受け止めて、そうねと温かい言葉をかける。そこからいのちが通う会話が始まり、孤独な気持ちも辛い気持ちも吹き飛ぶ。

主な内容

パートⅠ 夫婦の絆をつくる話し方、壊す話し方
パートⅡ 話し方のパターンを変えてみる
パートⅢ いつまでも、いい夫婦でいるための話し方
パートⅣ 夫婦で子どもを伸ばす話し方のコツ

詳細な目次のページを開く

夫婦は話し方しだいで9割うまくいく
価格
1512円(本体1400円)
判型
四六判
頁数
192 頁
発行日
2012.2.29
ISBN
978-4-87795-229-7
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立ち読み

はじめに

☆★☆やり直しがきく夫婦、きかない夫婦の違い
 生い立ちも違い、考え方も感じ方も違う、そんな2人が夫婦を続けるいちばんの根っこになるものとはいったい何でしょうか。
 経済力、生活力、責任感や寛容さ、相性……パートナーに願っていたことは、夫婦になってみると裏切られるほうが多いかもしれません。それでも夫婦を続けられるのは、根っこが生きているからです。
 木は、葉っぱや枝、幹が傷ついても、根っこが生きていれば再生できます。離婚の危機にある夫婦も、根っこが生きているとやり直しができます。
 その根っことは何だと思いますか。性格が合う、合わないとか、思いやりがある、ないとかいうことよりもっと奥にあるものです。それは、いのちへの思いです。
 夫として、妻としてパートナーが存在できるのは、はるか昔から代々“いのち”をつなげてきてくれた先人がいたからです。そのようないのちをもつ存在として結ばれた2人であることを無条件に認め合い、大切に思い、子どもへとつなげていきたいと願う。
 この広い世界でその気持ちを共有できるパートナーこそ夫であり妻なのです。
 そんなこと、当たり前と思いますか。でも、その気持ちこそ夫婦をつなげる根っこなのです。
 根っこの弱い木は嵐にさらされると倒れやすいように、根っこの弱い夫婦も人生の嵐に直面すると崩れやすいものです。反対に夫婦関係がどんなに難しそうでも、根っこが生きているとやり直しがききます。
☆★☆家庭をとことん甘えられる場所にする
 夫婦の根っこを守るには、家庭をとことん甘えられる場所にすることです。
 誰でも、大好きな人に身も心も委ねて甘えられたら、こんなうれしいことはないでしょう。自分の気持ちに釘を刺されずに、相手から心のシャッターを下ろされずに、「そうだね、そうだね」と温かい言葉をかけられたら、どんなにほっとすることか。孤独な気持ちもつらい気持ちも吹き飛びます。
 私たちが神社で神様にお祈りするのは、神様なら自分の思いは何でも聞いてくれるし、わかってもらえると思えるからです。神様に甘えられるから、お祈りの言葉が出てくるのです。
 私は73年生きていますが、人間は誰でも孤独なんだと思います。だからこそ、大切な相手には甘えてみたいし、いい関係でいたいと願うのです。
 家庭をとことん甘えられる場所にしてください。世の中でどんなにつらいことがあっても、いのちの絆でつながっているパートナーから「そうだね、そうだね」って温かい言葉をかけてもらえたら、それだけで生きる力がわいてきます。
 こんなお話をしますと、甘やかしていたら人間としてダメになるのでは、と心配する方がいます。それは、甘えると甘やかすを混同しているからです。
 甘やかしは、ひたすら自分がよく思われたくて相手を受け入れることですが、甘えるというのは、正直に自分を見せても、評価されることも批判されることもなく受け入れてもらえることです。
 そんなふうに夫に、妻に、親に甘えられたらいいなと思いませんか。
 私たち日本人は、甘えることは恥ずかしいことだと思いがちです。家族の中でさえ、甘えること、甘えられることを避けようとします。
 これには、戦後、家庭の外に出て働く女性が増えたことも関係しているようです。職場では効率的に仕事をこなし、利益という結果を出すことが求められます。「何甘えたこと言ってるんだ」と叱られないように、気持ちを強くしていなければなりません。家庭の中でもそうなってしまうと、夫婦の根っこは弱くなっていきます。
 あなたの家庭には、温かい会話があふれていますか。
 遠慮することなく、恥ずかしがることなく、思いっきり甘えられる雰囲気がありますか。
☆★☆“温かい会話”が夫婦のいのちをつなげる
 あなたの家庭では、ご夫婦でこんなやり取りをすることはありませんか。
 ご主人が「今日は蒸し暑いね」と言ったら、奥さんが「何言ってるの。これくらいの暑さで、何だらだらしてるのよ」と言い返す。
 これがあなたの家庭から、甘えられる雰囲気を奪っているのです。自分はそう感じていなくても、「暑いの、やりきれないね。暑いの、いやんなっちゃうね」と相手の気持ちを吸い上げてあげる。そんな“温かい会話”が夫婦の間で増えていけば、「じつはね、今日、こんなつらいことがあったんだ」と自然に会話が始まります。
 相手が気持ちを開いて話しかけてきたら、その話を否定したり、批判してはいけません。話の内容がどうであれ、そう思った気持ちは、本人にとっては正しいことなのです。
 まず相手の気持ちを受け止めてみる。そのうえでダメだと思ったら、私はこう思うと自分の気持ちを伝える。その順番が大事なのに、逆になっていることがとても多いのです。
 たとえば、夫婦の会話がソロバン勘定になると、相手がどんな気持ちでいるかを思いやるより、結果を求める気持ちが強くなります。夫はお金をかせいでくれるから、子どもは勉強ができるから存在価値があると思うのは自然でしょうが、その奥に存在していてくれるだけで価値があるという根っこがないと、相手の弱点ばかりつついてしまう。そんなことをくり返していると、夫婦の温かい会話はなくなり、いのちの絆は弱くなっていきます。
 いくら言いたいことがあっても、頭から言ってはいけません。まず相手の気持ちを受け止めて、そうねと温かい言葉をかける。そこから、いのちが通う会話は始まります。夫婦は話し方で9割うまくいくことを本書で実感してみてください。

高橋愛子

目 次

もくじ・・・夫婦は話し方しだいで9割うまくいく 改訂版

はじめに

やり直しがきく夫婦、きかない夫婦の違い

家庭をとことん甘えられる場所にする

“温かい会話”が夫婦のいのちをつなげる

パートⅠ 夫婦の絆をつくる話し方、壊す話し方

いっしょにいれば“会話は自然にできるようになる”は過去の話

ケース1 夫は曇りガラスの向こうにいるようで会話にならない

【一方的な話し方になっていませんか】

ケース2 夫との会話がはずまない毎日は寂しい

【事情を共有してみる】

ケース3 結婚前は何でも話し合えたのに、いまはひと言ひと言が気に障る

【自分の心に少しゆとりをもたせる】

ケース4 「家のことは女の仕事だ。グチを言うな」と言われ続けてきた

ケース5 いまさらどんな言葉をかけていいのかわからない

【何気ない会話から始めてみる】

夫婦の会話にも聴く心得、話す心得が大切

パートⅡ 話し方のパターンを変えてみる

夫婦の会話がいつも一方通行?

日常の会話をチェック

夫婦の会話を豊かにする3つのヒケツ

1 きっかけは身近なことから

2 「フェイス・トゥ・フェイス」

3 「時と場と思い」を共有する

すぐやってみよう実践テクニック

▽相手のタイプに応じて話しかけ方を変える

①完璧主義タイプ/②奉仕主義タイプ/③上昇志向タイプ/④夢見るタイプ/⑤観察するタイプ/⑥不安の多いタイプ/⑦創意工夫好きタイプ/⑧正義派タイプ/⑨もめごと嫌いタイプ

▽考え方が合わないときは相手の思考スタイルをチェックする

・思考スタイルチェック法①

・思考スタイルチェック法②

▽相手の思考スタイルに合わせて話し方を変える

①妻がAタイプ(フィーリング重視派)の場合

②妻がBタイプ(結果重視派)の場合

③妻がCタイプ(クリエイティブ重視派)の場合

④妻がDタイプ(システム重視派)の場合

不満を満足に変える話し方

▽まず夫婦の満足度チェックから

▽それでも2人のわだかまりが解ける話し方

1 不満を言葉にして表現したいとき

2 正直な気持ちを打ち明けたいとき

3 話しかける機会を増やしたいとき

4 自分の要望を伝えたいとき

5 自分の気持ちをわかってもらいたいとき

6 相手に精神的な自立を促したいとき

7 浮気がわかって気持ちを切り替えたいとき

8 もっと2人の幸せ感を高めたいとき

9 夫婦の性を豊かにしたいとき

▽「許し合う心」が夫婦の絆を強める

もっといい関係をつくる話し方テクニック

▽「私メッセージ」を活用しよう

▽言ってはいけない12の言葉

▽夫婦の会話が甦る3つの心構え

1 いい耳と目と口をもつ

2 時と場と思いを変えてみよう

3 遺言のつもりで言う

パートⅢ いつまでも、いい夫婦でいるための話し方

40歳を過ぎたら夫婦の将来について語り合う

中高年夫婦ほど温かい会話が大切

「あなたのおかげでとても助かったわ」⇔「あなたって本当に有能なのね」

「とても努力したんだね」⇔「いい結果が出たね」

「この部分がとてもよくできてるわ」⇔「全体はいいのに、ここがダメだね」

「この次どうすればいいかしら?」⇔「いったいどうして失敗したの?」

「以前よりうまくなったね」⇔「あの人より、あなたのほうがうまいね」

「あなたはどう思うの?」⇔「こうしたほうがいいわよ」

「気が小さいというより慎重ね」⇔「気が小さいね。もっと気を大きくもちなさい」

「私は、そのやり方は好きだよ」⇔「あなたのそのやり方はいいね」

「私は、あなたの意見は正しいと思う」⇔「あなたの意見は正しいよ」

「やる気があるのでうれしいわ」⇔「もっとがんばってね」

なぜ嫁と姑はすれ違うの?

難しい関係でも“いい嫁姑関係”を育てる話し方

介護の担当者になったときの話し方

パートナーがうつになったときの話し方

中高年になるほど仲間づくりが大切

仲間づくりに役立つ話し方

パートⅣ 夫婦で子どもを伸ばす話し方のコツ

夫婦のいい会話は子育てでこそ本領を発揮

▽幼児期の話し方のコツ

▽学童期の話し方のコツ

▽思春期の話し方のコツ

▽成人期の話し方のコツ

 

おわりに

プロフィール

高橋愛子(たかはしあいこ)

昭和13年東京生まれ。三男一女の母親。慶應義塾中等部から慶應義塾大学経済学部卒業。昭和58年に「高橋愛子家庭教育研究所」を設立。家族が笑顔を取り戻す「心の相談室」を主宰。引きこもりや家庭内暴力等にも取り組む。家庭学級、保育園、学校、各種団体、企業等で教育講師、講演者として活躍。『たけしの日本教育白書』『太田光の私が総理大臣になったら』などTV主演も多数。主な著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモ21)『甘えさせると子どもは伸びる』(PHP新書)他がある。